2015年12月17日– 今年9月に65歳以上高齢者人口は3384万人、総人口に占める割合は26.7％と共に過去最高と発表された1。厚生労働省によれば、認知症患者数は2012年時点で462万人とされ、65歳以上の高齢者の約7人に1人が認知症を抱えていると推計されている。今後、団塊の世代が一斉に高齢化することで2025年にはその割合が約5人に1人（730万人）に、2050年には4人に1人（1,016万人）になると推計されている2。認知機能の維持と上昇は今後も課題と考えられる。
全世界にピクノジェノール®を供給しているホーファーリサーチ社(日本の販売代理店：DKSHジャパンおよびトレードピア)は、強力な抗酸化作用を持つ天然の健康食品素材として知られている、ピクノジェノール® (Pycnogenol®)の最新臨床研究結果を発表。 2015年12月11日に「Journal of Neurosurgical Sciences」に投稿された研究報告によると、フランス海岸松樹皮抽出物のピクノジェノール®（Pycnogenol®, ホーファーリサーチ社（スイス））の毎日の一定量摂取で記憶力、集中力、決断力、日常生活および人とのコミュニケーション能力や財政を管理する能力など、全面的な認知能力の改善に役立つことが強く示唆された。
本試験で12か月のピクノジェノール®の摂取による結果は以下のとおりとなった。
- 決断力が大幅に上昇（ピクノジェノール®摂取群：＋72%；コントロール群：－5%）
- 集中力が有意に上昇（ピクノジェノール®摂取群：＋41.2%；コントロール群：＋1.9%）
- 記憶力が大幅に改善（ピクノジェノール®摂取群：＋37.3%；コントロール群：-9.8%）
- 交渉能力が著しく改善（ピクノジェノール®摂取群：＋57%；コントロール群：-5%）
- 財政を管理する能力が大幅に上昇（ピクノジェノール®摂取群：＋32%；コントロール群：-12%）
- 体内の酸化ストレスが有意に減少（ピクノジェノール®摂取群：-28%；コントロール群：±0%）
1 http://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topics90.pdf
イタリアのキエティ‐ペスカーラ大学で行われた本研究は、対象として一般的かつ健康的な生活をしているが、酸化ストレスは高く受けている健常な被験者77名（55-70歳）を、ピクノジェノール®摂取群（38名）とコントロール群(非ピクノジェノール®摂取群、39名)の2群に分けて実施された。ピクノジェノール®群では被験者が一日2回50㎎ピクノジェノール®を摂取したと同時に健康的なライフスタイル指導も受けた。コントロール群では、同様にライフスタイルの指導のみを受けた。 ライフスタイル指導としては、毎日8時間の睡眠時間、栄養バランスの良い食生活、カフェインそして塩分と糖分の摂取を減らすこと、および毎日適切な運動をすることなどが勧められた。 本研究の筆頭教授のDr. Gianni Belcaroは次のように述べている。「以前のピクノジェノール®の認知機能関連研究と同様に、今回の試験ではピクノジェノール®の摂取により、記憶力や集中力そして日常生活における決断力が大幅に上昇した。以前の研究と同じく、ピクノジェノール®の有力な抗酸化作用で酸化ストレスが大幅に減少した。酸化ストレスの減少が全体的な認知機能改善に大きく関わることが考えられる。今回の試験ではピクノジェノール®の認知機能改善効果を55歳以上の健常な方に確認することができた。」
本試験は、認知機能の変化を測定するために標準化された手法（IQ Code、short Blessed test(SBT)、および日常生活と決断力を評価する調査（VAS））で評価された。酸化ストレスはFRASとdROMs法で測定された。
また、この調査の結果によるとピクノジェノール®を摂取した被験者では、睡眠の質を示すスコアで72%の改善も見られた。睡眠が足りないと認知機能が低下することが研究にも見られており、ピクノジェノール®の摂取による睡眠の改善が認知機能の改善にも関係していることが示唆されている。
ピクノジェノール® における臨床報告のレビューや追加情報についてはwww.Pycnogenol.comをご参考下さい。ピクノジェノール® は世界中で700以上のサプリメントやマルチビタミンに使用されています。
ピクノジェノール®について
ピクノジェノール®（Pycnogenol®；ホーファーリサーチ社；スイス）フランス海岸松の樹皮由来の天然エキスです。特許が取得された抽出方法でプロシアニジン類や有機酸を含む特殊なフラボノイド類が豊富に濃縮され、身体に様々な有益な効果が確認されています。40年間に亘って世界中で研究され、ピクノジェノール®の安全性と有効性を証明する340以上の研究発表がパブリッシュされています。詳しくは： www.pycnogenol.com